四季のローマ石棺

四季のローマ石棺

338
この3世紀中頃のローマ時代の大理石製石棺パネルには、春と夏を擬人化した寓意像が表されています。春は花を手にして若さと再生を象徴し、夏は麦を携えて豊穣と収穫を示します。ローマの葬送美術でよく見られるこの主題は、季節を生命の循環と復活への希望に結びつけ、喜びに満ちた来世への信仰と、自然の永遠の循環という考えを映し出しています。