2023 © Maxim Tabachnik
背面から見たヘレニズム期の英雄像
この青銅像は背面から見ると、ヘレニズム様式の青年(紀元前3~1世紀)の力強い背中と、ゆったりとしたコントラポストをよく示している。片脚に体重をかけて槍に寄りかかり、もう一方の手は背後でゆるく下ろされており、このポーズはリュシッポスの運動競技の英雄像に由来する。斑点状の緑色と赤色のパティナは、何世紀にもわたる埋葬と腐食の痕跡であり、表面に絵画的な質感を与えている。堂々とした立ち姿と理想化された筋肉表現からは、ギリシアの原型を手本とした王子またはローマのエリート像であり、政治的権威と古典的な美を融合させていることがうかがえる。
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