Ara Pacis作者不詳(ローマの芸術家)
アラ・パキス(Ara Pacis)のこの浮彫(紀元前13〜9年)は、豊穣と富を司るローマの大地の女神サトゥルニア・テルス(Saturnia Tellus)を表している。幼子や果実、動物を伴う穏やかな母の姿として描かれ、パクス・ロマーナ(Pax Romana)を通じてアウグストゥスが目指した繁栄を体現する。四つの主要パネルの一つとして、自然の恵みと神聖な調和に育まれた、豊かで平和な帝国という皇帝の構想を凝縮し、帝権と農耕の富の結びつきを際立たせている。