モチェの肖像土器

モチェの肖像土器

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このモチェ(Moche)の肖像壺(紀元100〜800年頃)は、古代ペルーの陶芸技術の高さを示している。写実的な人の顔で知られ、首長や貴族を表したものと考えられる。陶製で、クリーム色の地に赤いスリップが施され、精緻な顔貌表現をもつ彫塑的な作風と、あぶみ形の注口が特徴だ。上層階級の場で用いられ、また副葬品としても捧げられたこれらの器は、モチェ社会のあり方や儀礼、神話を読み解く手がかりとなる。