セリヌンテのメトープ
セリヌンテのメトープは、ギリシア都市セリヌンテの遺産のなかでもとりわけ目を奪う生き残りで、紀元前6世紀末〜5世紀初頭に、ドーリア式神殿フリーズの方形パネル(メトープ)を埋めるために彫られた。いまはパレルモのアントニーノ・サリナス州立考古学博物館の焦点の一つとなり、欠損したレリーフと鮮烈な神話——牡牛とともに描かれるエウロペ、巨人と戦う神々——が、彫刻が物語を神的権力と宇宙秩序の「公共の言語」へと変えていたことを示す。シチリアのギリシア世界と、より広い地中海的な結びつきを伝える、稀少で一次的な証拠として重要である。
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