騎手のいる河川風景

騎手のいる河川風景アールベルト・カイプ

348
アールベルト・カイプの絵画(約1653~1657年)は、ナイメーヘンとクレーフェの近く、ワール川沿いの穏やかな情景を描いている。馬上のオランダ軍将校2人が立ち止まり、馬が水を飲むあいだ、牛飼いが牛の世話をしている。背景には丘陵と川、そして塔をもつ町が遠景として配される。柔らかく澄んだ光と静謐な構図によって、ライン川流域の風景やイタリアの牧歌的場面の影響を受けた、オランダ風景画のトーナル(色調)期を示している。