聖ソフィア大聖堂
聖ソフィア大聖堂は、1045〜1050年にヴラジーミル・ヤロスラヴィチ公のもとで建立され、ヴェリキー・ノヴゴロドの「石の心臓」ともいえる存在である。ノヴゴロド共和国が独自の政治と信仰を形づくった時代から残る、稀少な生き残りでもある。峻厳な壁体と五つのドームはビザンツを想起させつつ、紛れもなく北方の表情を帯び、街のスカイラインにおいて精神的であると同時に市民的な象徴となっている。内部には摩耗したフレスコ画と、11〜12世紀の青銅製マクデブルク(ソフィア)門—1187年の襲撃後にシグトゥーナからもたらされた可能性が高い—が残り、遠方との交流を通じて聖なる美術が形づくられた都市であったことを物語る。
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