執り成しと降誕教会(プロロム)Церковь Покрова и Рождества с Пролома
1565年に建てられた「プロロム」の執り成しと降誕教会は、プスコフ派の中世後期ロシア正教建築を、三つのドームをもつ小ぶりな姿で端的に示す存在である。礼拝と忍耐がしばしば同じ壁を共有した国境都市の環境が、その造形をかたちづくった。通称は近くの渓谷に由来するが、この建物の核心は抑制にある。低いプロポーション、段状に重なる屋根の稜線、白く塗られた石積みは、見栄えよりも精神の集中を選び取っている。地元の人々にとって、ここは今もプスコフの修道院的気質と頑なな連続性を示す馴染みの目印だ。
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