2003 © Maxim Tabachnik
周縁に受難物語を配した磔刑図
このイコン(16 世紀中頃)は、中央に磔刑を据え、その周囲を取り巻く小さな受難場面の枠で構成されています。これらの場面は、キリストの最後の日々を年代順にたどるものです。各小画面では、簡潔な身振りと鮮やかな色面によって、裏切り、嘲り、地獄降下といった重要な瞬間が際立たせられています。金地は、この連作全体が生きられた時間ではなく、聖なる歴史であることを示しています。イコノスタシスに設置されると、このような板絵は、信徒が聖体礼儀に臨むあり方を形づくり、救いのドラマ全体を一つの秩序立ったイメージの場に示しました。
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