パルミラのベル神殿
シリアのパルミラにあるベル神殿(Temple of Bel)は、セム系の神ベル(Bel)に捧げられ、あわせてアグリボル(Aglibol)とヤルヒボル(Yarhibol)も祀られていた。建設は西暦1〜2世紀にかけてで、ギリシャ・ローマと東方の建築様式が融合した姿を示していた。宗教的中心地として重要な存在だったが、2015年8月にISISによって破壊された。残された遺構は紛争による文化遺産喪失の象徴であり、バーチャル再建の取り組みは、保存をめぐる課題が今も続いていることを浮き彫りにしている。