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異端審問宮殿

異端審問宮殿は、カルタヘナのボリバル広場に面する18世紀のバロック様式の邸宅である。帝国の言語で建てられながらも、その性格を決定づけたのは1610年に設立された聖務庁(聖職裁判所)の法廷だった。彫刻を施した門口と木製バルコニーの奥で、異端、魔術、異議が訴追され、カトリックの正統性はカリブ全域に及ぶ植民地的規律の道具へと転化した。現在は博物館となり、処罰の道具や独立期の記録が、強制から「正義」をめぐる争われた観念へと至る長い変化をたどる、重い記憶の場として広く受け止められている。

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