サン=ピエール=オ=ノネン大聖堂
メスのサン=ピエール=オ=ノネン大聖堂は、都市のローマ時代から中世へと続く連続性を今に伝える稀有な生き残りである。4世紀にギュムナシオン兼市民ホールとして建てられ、7世紀にキリスト教会へと改装され、その後はベネディクト会の修道女共同体とも結びついた。背の高い簡素な身廊には、ローマのアーチと転用石材の組積がなお残り、この建物を一つの時代の記念碑というより、帝国の殻の内側に聖なる営みが根を下ろしていく過程を刻んだパリンプセストとして際立たせている。
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