レトバ湖(ラック・ローズ)

1838
レトバ湖はダカールの北東、海岸砂丘の背後に広がる浅い潟湖で、蒸発によって微細藻類Dunaliella salina が濃縮されると、超高塩分の水が淡いピンクに染まることがある。強い浮力はこの世のものとは思えない感覚をもたらすが、湖は同時に働く場所でもある。何世代にもわたり家族がここで塩を採り、岸辺の暮らしのリズムを形づくってきた。20世紀末から21世紀初頭にかけてパリ=ダカール・ラリーのゴールとして世界に知られ、いまも生態系と労働、そして伝説が交わるセネガルの象徴である。